中華料理というと堅苦しくなく大皿のお料理を皆でワイワイやりながら食べるというイメージですが、テーブルマナーも存在します。洋食のように事細かな決め事はありませんが、これぐらいは知っておいた方が良いと思われる事項をまとめてみました。
①席次
中華料理での席次は入り口からもっとも遠い席が上座になります。上記の写真のように主賓が一番奥の席、その左隣が次席、右隣が3番目・・・と順次席次が下がっていきます。この場合⑧の人が一番下座で招待主となるのが一般的です。
②お料理の取りわけ方
・お料理は上座の席の方から取り、円卓は時計回りに回します。
・取り分けるとき大皿・取り皿は持ち上げないのが基本です。
・他の人のお料理を取ってあげる必要はありません。(逆に失礼に当たります。店員が取り分ける場合以外は、他人の分まで取ることはやめましょう。)
・食べきれるだけの量を取り分けましょう。
・味付けが異なる料理を取る際、味が混ざる場合は遠慮なく店のものに取り皿を要求しましょう。(店側としては多めに取り皿を置いているところが多いと思います。)
・なお、中国本場のコース料理では大皿のお料理を食べ尽くすと「足りない、おかわり」の意思表示となります。皿をあけてしまうと同じ料理がまたでてくるという場合がありますので注意が必要です。ほんの一口だけ残すようにしましょう。(日本ではそのようなことはない・・・と思います。)
③その他
・食べるときも取り皿は持ち上げないのが基本。れんげと箸を上手に使って食しましょう。
・中国料理では新しく料理が運ばれる度に乾杯する場合があります。下戸の方はあらかじめ「飲めないので」と申し伝えておくのが吉。
・テーブルクロス・ナプキンは汚してもOK。
・茶碗や取り皿は重ねてOK。
個人的には楽しくワイワイやりながら中華を楽しんで欲しいですが、最低限のマナーは守ってお互い気持ちよく食事が出来るようにしたいものですね。