中国は言わずと知れた日本の西方に位置する国です。日本にとって、文化的には先生といってもいいほど多大な影響をあたえ続けてきました。広大な国土をもつ中国の食文化は様々な地域性を持ち、とても一口では語れるものではないですが、大別すると一般的に4つの系統にわけられます。
・北部系(黄河流域地域)
北京料理、河北料理、山東料理、河南料理
・西部系(長江上流地域)
四川料理、湖南料理、雲南料理、貴州料理、湖北料理
・東部系(長江中下流地域・東南沿海)
上海料理、揚州料理、蘇州料理、無錫料理、杭州料理、寧波料理、安徽料理、江西料理
・南部系(珠江流域と沿岸地域)
広東料理、東江料理、福建料理、広西料理
それらの味わいに関して「南淡、北鹹、東酸、西辣」という風にいわれ、南方料理はたんぱく、北方料理は塩辛く、東方料理は酸味が利いていて、西方料理は辛味が強いという特色を持っています。
北部の代表格北京料理、西部の代表格四川料理、東部の代表格上海料理、南部の代表格広東料理を中国四大料理と呼びます。